Kocco’s blog

イギリス生活、美術教師、ロックダウン、妊娠

ハッピーバースデー。

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私の誕生日は数字の始まりの1と終わりの9がInfinityの象徴でもある8が先頭にある。始まりと終わりが繰り返される、そんな意味もひそかに持っているらしい私の誕生日。

 

朝目が覚めていつもよりヘンリーがベットから早く出た。それはとても珍しいことで少し特別な日な気がした。朝はガーデンのラズベリーを取りに行こう!と行ってヨーグルトの入ったボウルを片手に2人でガーデンまで歩いて行った。少し曇っているが過ごしやすい日。

 

インクキャップというインクが傘から垂れてくる不思議なキノコが生えている曲がり角を曲がって家庭菜園のあるグリーンハウスまで。

 

グリーンハウスの窓ごしにお花が飾ってある。私のお母さんがリモート仕事で使うお部屋を用意してくれたのかな、中に入るとなんとそこには小さなろくろが!どうやらここは私のスタジオスペースにしてくれたようだ。回転体を見ているとロンドンで働いていた日々のどこか懐かしい気持ちになった。日常の一部としてずっと続けていた陶芸。ここでも何かできるのかもしれないけれど、、大きくなったお腹で円盤に手が届かなかった。今は少し待っておこう。

 

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午後はセントアンドリュースまでドライブへ。最古の大学、最大の大聖堂で有名な場所。世界的にはゴルフのファンが観光に訪れる。アメリカ人、日本人も多い。母とヘンリーとゆっくり

 

街中を散策して定番のフィシュチを食べた。母が英語で注文している。西洋人からすればはたどたどしく見えるんだろうな。なんでも慣れていないことをする時人はドギマギしてしまうと思う。それって普通だ。そんな母の挑戦する姿はとっても愛しかったし、ヘンリーも現地の人も全く普通に受け入れてくれている(ように見える)

 

私も私で自分が思っている伝わり方と違う伝わり方をしていることがあるんだろうな。言葉って難しい。テキストみたいに話せることが全てじゃないが伝わりやすいように勉強することは相手への優しさでもあるのかなと思うこともある。

英語しか話せない欧米人で、こちらの合わせて話してあげている英語に首を傾げられると本当に腹立たしい気持ちになることがたくさんあった。でも今は英語主体で毎日が回ることへのストレスはない。自分が選んだ道の先について来たオマケ、毎日覚えることがあって面白いから。遠回りしてやっと会話が理解できる、主張できる、そういうのも成長につながると信じながら、、、。

小さな宝石屋さんで石英とローズの石を買ってもらった。自分でも買おうと思ったものだけどお会計の時さっとお母さんが出してくれた。これは小さな誕生日プレゼント!

 

夜はテリルさんが作ってくれたストロベリートールケーキを家族みんなで食べた。ショートじゃなくてトールなのは二重に重なったストロベリーケーキから。テリルさん(心の中での通称はテリにゃん)は“ただのケーキじゃつまらない。思い切り特別じゃないと”とアメリカンママオーラでさらっと述べた。ケーキは本当に特大だった、

みんなが笑顔でいれますように。私もこういうことがさらっできる人になりたいな。

 来年の誕生日はもう1人ここに居るのかと思うと信じられない。

 

変化の年になりそう。自分の感覚がまたどんなふうに増えていくのか楽しみ。私は欲張りだから、変わるんじゃなくて今までの自分が増えていくと考えたい。